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2018年2月 5日 (月)

インフルエンザの迅速診断について

 

インフルエンザの迅速診断キットが開発され鼻等の粘液を取って検査すれば診断がつくようになり、患者さん方も検査を前提にして受診なさる方も多いようですが、いくつか注意点もありますのでまとめてみました。

迅速検査の陽性率は80%程度で全例陽性になるわけではありません。

発熱後12時間以内の初期では陽性率が6070%程度です。従って発熱してすぐ検査しても偽陰性になる可能性が高く、検査が無駄になってしまう可能性があります。発熱確認後最低6時間程度経って検査しないと意味がないと思われます。

インフエンザは本来自然に治る病気であり、合併症を起こさなければ数日で軽快します。

発病後48時間以内に治療を開始すれば発熱期間が短くなるといわれています。従って発熱してすぐあわてて治療を開始する必要はありません。熱がつらければ解熱剤の投与で様子をみて、翌日検査して陽性なら治療を開始するということで問題ありません。

インフルエンザの診断に必ず検査が必要という訳ではありません。ご家族ですでにインフルエンザと診断された方がいて、引き続いて高熱を出されたような場合は臨床的にインフルエンザと診断して治療を開始して構いません。学校等へのお届けもインフルエンザという診断名になります。

会社等でインフルエンザでないことを証明するために検査を受けるように言われることがありますが上記のごとく検査が陰性でもインフルエンザを否定できる訳ではありません。

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